今回のコロナ禍で外出制限の期間も長く消費系の銘柄は大きく出遅れていましたが、第1四半期で株価が上がり始めています。
今回の株価上昇考察と今後の見立てについて書いていきたいと思います。
一体何があったの?
まずは、結論
今期の決算(第一四半期決算)が、過去最高の業績を叩き出した!→株価上昇!
今後の景気感を考えると楽観視できない×
今期の決算が最高だった件!
今期の決算(第一四半期決算)が、過去最高の業績を叩き出した!
当期実績 | 前月比・差 | |
営業収益 | 22,032(過去最高) | +2.3% |
営業利益 | 438(過去最高) | +47 |
経常利益 | 443(過去最高) | +40 |
親会社株主に帰属 する四半期純利益 | 193(過去最高) | +143 |
今回の決算の見所は、GMSの健闘とサービス・専門店の回復!
GMS(総合スーパー)事業は、2014年2月以来の黒字化の快挙!
イオンのGMS事業は薄利多売な事業な為、以前から足を引っ張る事業でした。
在庫削減・物価高騰でも6月末まで値段据え置き・衣料の売上UPが功をそうし黒字へ!
サービス・専門店事業は、コロナ明けの回復がダイレクトに数字を回復させていました。
サービス・専門店事業には、イオンシネマ(映画館)が含まれています。コロナ明けの外出需要の追い風で今回は数字を出していました。
国際事業が好調!中国は回復基調・アセアン +8億、特にベトナム +7億 が良いですね!コロナ明けの消費回復恩恵をしっかり受けています。
連結子会社であるウエルシアホールディングスが、コクミンとフレンチを買収しました。両会社は薬剤・薬局関係の会社なので今後はヘルス&ウェルネス事業の成長に期待したいですね。
株主としては、GMS事業改善は良い印象を受けますね!
7月6日の決算発表を受けてイオン株は上げ上げムード!
決算発表の7月6日の翌日に出来高を伴い株価上げムード!その後2週間以上経った今でも上げトレンド継続中!
現在の日本は景気が弱く、金利が低い状態なので消費安定株のイオン株には追い風ですね!
まとめと今後の見通し
今回の株価の上昇は、第1四半期を過去最高!のインパクトによる上昇だったと思われます。
しかし、今後の景気感を考えると見通しは楽観視できないと思います。
理由としては、GMS事業の物価・エネルギー上昇の影響やサービス・専門店事業のコロナ明け回復が寄与したと考えるとこの先も成長は・・?と疑問が残ります。
イオンは大きな会社なので、「コロナ回復はある」としても「爆発的な成長は見込み辛い」のであまり過信をしない様に!
成熟企業・消費安定株でもあるイオン株の今後に期待したい所ですね。
コメント