介護保険でのヘルパー導入って難しい×
介護区分が下がってサービス減らさないといけないけど、どうしよう?
私もヘルパー導入は苦手×出来れば自費サービスを使って欲しい(笑)
まず、結論
ヘルパー導入に関しては、明確な支援項目があるのでその範囲内での支援しかできない。
出来る事も限られてくるので、自費サービス等の代替え案の提示は必須!
それ、ヘルパー本当に必要?
ヘルパーの導入で問題になり易いのは生活援助での支援になります。
ヘルパーの生活援助とは、
高齢者本人や家族が家事を行うことが困難な場合、訪問介護(ヘルパー)が利用者の宅へ訪問し、掃除、洗濯、調理等の日常生活の援助を行うことです。
掃除系ニーズだと、「庭の掃除や使っていない家族の部屋の掃除」など、本人の生活エリアではない部分の掃除のニーズがよく出てきます。
買い物系ニーズだと、「たばこ買ってきてほしい、酒買ってきてほしい」など、本人の娯楽趣向の買い物でのニーズが良く言われています。
まず、ヘルパーの支援は
①本人以外の対象の支援
②最低限の日常生活を超える支援
③頻繁ではない支援(月1回や年数回等)
①~③に該当する場合はヘルパーの利用は出来ません。と言うルールがあります。
現状ではヘルパーが内緒で(断れない等)で行っているケースもあります。ダメ絶対!
上記の、
掃除系ニーズだと、「庭の掃除や使っていない家族の部屋の掃除」の場合
庭掃除=毎週やる事ではない(③該当)、日常生活に支障がない(②該当)の為、ヘルパーの利用は出来ません。
買い物ニーズだと、「たばこ買ってきてほしい、酒買ってきてほしい」の場合
たばこ・酒の購入=最低限の日常生活に支障きたさない(②該当)の為、ヘルパーの利用は出来ません。
たばこも酒もこの際辞めて健康になって欲しい(笑)
ヘルパー利用出来ません!なら、代替え案で!
「利用の条件に該当しないのでヘルパーは利用出来ません。」では、確実に利用者・家族は怒ると思います。
そこで、代替え案を提示しましょう!
まずは家族が対応して欲しい!と伝えつつ、自費サービスを提示しましょう。
庭掃除→庭師・一般清掃行者
家族の部屋掃除→家政婦・一般清掃行者
たばこ・酒の購入→スーパーやコンビニのオンライン注文+宅配サービス
過疎地や島でない限り、基本はどこにでもあり利用できるサービスだと思います。
自費サービスの利用を勧めるので、多少お金がかかりますが、介護保険では出来ないが「他の方法がある」と話すだけで、本人・家族も納得出来る事もあるので試してみて下さい。
もし、地域のそういった自費サービス情報が分からない場合、地域の包括さんに聞いてみると情報を頂けるかも知れません。
それでも、揉める場合
介護保険サービスもダメ、自費サービスもお金払いたくないとごねる利用者・家族、実際います。
その場合は、毅然と「無理な物は無理、苦情は国保連や役所へどうぞ」と言い切りましょう。
ヘルパーに支援範囲外の支援をお願いしてはいけません。ヘルパーも迷惑だと思います。
もし、プラン作成者が行えば何かあった場合の、責任は全て負わないといけなくなります。
例:認知症の方の部屋掃除をプラン作成者が行う→その後物取られで伺われたり等
地域にニーズをかなえる物がないなら地域資源の創設を包括にお願いするのも良いかも知れません。
代替え案リスト
庭掃除→庭師・一般清掃行者
生活エリア以外の自宅の掃除→家政婦・一般清掃行者
たばこ・酒の購入→スーパーやコンビニのオンライン注文+宅配サービス
食事→宅配弁当・家政婦・スーパーやコンビニのオンライン注文+宅配サービス
薬管理→薬ロボット・家政婦
転倒時の起き上がり補助→警備会社の24時間駆けつけサービス
犬の散歩やペットの世話→ペットシッター
入浴→自費ヘルパー・自費訪問入浴
まとめ
ヘルパーはなんでもやってもらえる!と本人・家族は勘違いしがちなので、ヘルパー事業所のパンフレット等を使用し、しっかり出来る事・出来ない事を説明。
介護保険で支援出来ない事を望む場合は、本人か家族、もしくは自費サービス(代替え案)を提示して、何とか乗り切りましょう!
代替え案はアイディア勝負!ここで書いてなくても、一般の事業所の交渉すると安くで行う場合もありますよ!
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