初心者シリーズ）初めてライブハウスでライブ・イベントをする人が読む記事

この記事では、初心者が初めてライブハウスでライブ・イベント（以下ライブと略）をする時の5つポイントを書いています。

ライブハウスでのライブ運営の流れ

ライブハウスでのライブの流れには、大きく5つポイントがあります。

1.参加者集め
2.会場交渉
3.集客
4.ライブ運営
5.支払い
の5つのポイントがあり、このポイントを抑ていればライブは問題なく開催・運営出来ると思います。

各ポイントを解説していくので確認してみましょう。

1.参加者集め

ライブには、2種類あります。単独開催か複数開催です。

①単独開催は、ライブハウス使用料（以下箱代と略）を全額支払いする場合。リハーサルはしっかり出来る反面、支払いが多くなり集客も大変です。

②複数開催は、箱代を割り勘できるほか、集客も割り勘できるので楽な反面、リハーサルや日程調整が困難な場合があります。

初心者には、複数開催がおすすめです。初心者はまず集客が出来ない為箱代が全額赤字の可能性があり、荷物番や会場整理、機材搬入にも人が必要なので複数開催を行いましょう。

2.会場交渉

会場交渉は、日時・箱代・機材レンタル代・音響さんとの顔合わせの交渉が必要となります。
まずは、電話でお問い合わせを行い、ライブハウス管理者と日時調整を行い面談しましょう。
電話だけだと、ブッキングされてライブが出来なくなる事もあります。


・日時は、3-6ヶ月前からの予約が基本となります。平日は予約が取りやすいですが、週末・休日は他のイベントが入っている可能性が高いので、集客にも影響するのでしっかり確認しましょう。

・箱代は、ライブイベントは基本1日貸し切りとなります。地域とキャパ数（規模）によりますが有名な箱だと20万円くらいします。
今回は、地方都市の箱代平均（キャパ数/200人）として15万円とします。

・機材レンタル代は、場所によってはサービスの場合があります。機材の持ち込みが可能か、アンプやマイクのレンタル等を確認しましょう。

・音響さんとの顔合わせ、これはとても大事です。なぜなら、ライブ時の音の出力調整やハウリング等を対応してくる方だからです。
会場調整時に、音響さんに挨拶。ライブ時、音響さんに挨拶と飲み物を差し入れ、帰りに感謝の言葉伝える。大げさに聞こえるかもしれませんが、バンドがどんなに良くても音響さんが下手なら絶対にお客さんに伝わらないからです。しっかり機嫌を取りましょう。
初心者が音響さんにあいさつ忘れて、何も対応してくれず苦労したとの話をよく聞きます。

3.集客

集客は、主にライブ単位で箱代を割り勘しその分のチケット代金以上の売り上げを目指します。

3つのバンドで箱代15万円のライブハウスでライブをする場合、1バンド/５万円となります。
会場を予約した時点で、各バンドから5万円を徴収しておくとスムーズに運営できるのでおすすめ。
1チケット/1000円と統一すれば、各バンド50人のお客さんを集客する必要があり、50人を超えれば黒字となります。

200人しか入らないライブハウスなので、仮に各バンドが100人呼んだとしてもお客が入れないと言う事はないと思います。お客さんは目当てのバンドが終わった後は結構帰ってしまうからです。もし、自分のバンドの時に盛り上がりたいのならしっかり集客をしてチケットを売りましょう。

ライブハウスでは、チケット代とは別に別途ドリンク代/500円等が必要になる事があります。
これは、ライブチャージとしてライブハウス側へのライブ開催のお礼代としてお客さんが払うと考えるものです。（取られる事は不満ではあるが、仕方ない部分）
なので、チケット代を欲張って上げるとドリンク代と込みで結構な値段となります。注意しましょう。

チケットは、手書きで良いですし、ライブハウス側が準備してくれる場合もあるので確認しましょう。
チケットを自作する場合は、チケットを半分千切って半券に出来るように作成してください。入場券替わりになる為です。
チケットにドリンク代が含むと設定すれば、半券はドリンクと交換する交換券にも使えます。

4.ライブ運営

ライブ運営には、人が必要です。チケット係・物販があるなら物販係・荷物番係の最低3係は必要なので、友人に頼んだり、バイトを雇って下さい。

チケット係は、入場時に先払い券と当日券の販売・仕分け・半券整理を行います。

物販係は、何かグッズ等をを売る場合の売り子を行います。

荷物係は、ライブハウスは意外と盗難が多いです。場合によっては、楽器を盗まれるケースもあります。しっかりと見張りを置きましょう。

5.支払い

ライブハウス側への支払いです。多くは先払いになります。
会場によっては、時間延滞や器物破損等で結構な金額を後から請求される可能性があるのでしっかりと注意事項の確認をしましょう。
支払い等で揉めると、ライブハウス出禁になるので注意しましょう。

まとめ

上記の5つポイントを意識して、ライブを開催すれば特に問題なくライブが出来ます。
実は誰でもライブハウスが簡単に使える事を知ってもらえれば幸いです。