ニュースは米国債務不履行の話で持ちきり!
そもそも債務不履行になるとどうなるの?
債務不履行は国の信用を失う事になるので絶対避けなきゃいけません!
まずは、結論
米国の債務不履行(デフォルト)が起こると・・
・経済的な不安定性や信用の低下
・金利上昇
・市場の混乱
・景気の停滞
などが生じる可能性があります。
米国で債務不履行が起きると、米国株式等が投げ売りされる可能性が!!
債務不履行とは?
債務不履行(Debt default)とは、借り手が借りた資金や債務の返済を履行しない状態。
借り手が債務の返済期限を守らず、債権者に対して債務を完全に履行しないことです。
債務不履行は、財政的な問題や経済的な困難によって引き起こされる事があります。
借り手が債務を返済できない場合、債権者は通常、法的手段を取ることができ、債権者は債務の回収を試みるために裁判所に訴えることがあります。
借り手と債権者の間の信頼関係を損なうことがあり、金融市場や経済全体にも影響を及ぼす可能性があります。
借金の期限を守らず踏み倒す!って感じですかね?
信用ガタ落ちですね!
米国の債務不履行が起こると・・
米国が債務不履行になるということは、米国が借金を踏み倒す!って事になり経済的に深刻な影響が考えられます。
金融市場の混乱
債務不履行は、米国政府債券や債務に対する信用リスクを高め、債権者が米国の債券を保有する意欲が低下し債券の価値が下落する可能性があります。
金融市場では、市場の不安定化や投資家の信頼喪失による売りパニックが引き起こされる可能性があります。
売りパニックで株価が爆下げになる事も??
金利の上昇
債務不履行のリスクが高まると、投資家はより高いリスクを見越して米国債への投資を避ける傾向があり、米国政府は借金をする際により高い金利を支払う必要が生じます。
これは国債利回りの上昇で、借り手にとっては返済負担の増加となります。
金利の上昇は市場全体にも波及し、住宅ローンや企業債などの金利も上昇する可能性があります。
信用性が低いと、同じ金額を借りるのも、金利の高い所でしか借りれなくなる!これは、借金地獄で銀行→サラ金→闇金への流れと同じですね。
信用の低下と国際的影響
米国の債務不履行は、国際的な信用評価にも大きな影響を与える可能性があります。
米国は世界最大の経済大国であり、米国債は世界中で重要な投資資産として扱われているので、債務不履行は他の国々にも波及し、国際金融市場全体に不安定性をもたらす可能性があります。
米国が信用を失うと、世界中の投資家や国際機関が米国債への依存を減らし、代替的な資産へのシフトを促すことが考えられます。
借金を必ず返せる国は、経済的に重要性が高い!
日本は・・?
経済の停滞と失業の増加
債務不履行は経済に大きな衝撃を与え、景気の停滞や失業の増加を引き起こす可能性があります。
政府は予算縮小や支出削減を余儀なくされ、公共サービスの提供・インフラ投資などが制約され、不安定な経済状況により企業の信頼も低下し、投資や雇用創出が抑制されることが考えられます。
米国は世界経済の中心で、貿易ではドル($)ベースで支払いがされています。その為、ドル($)の発行国である米国が信用不安になると、ドル($)の信用も低下し貿易などでも世界で混乱をきたします。
お金がない→借金が返せない→お金が借りれない→経済活動ができない!悪循環!
米国は債務上限の実質的引き上げに合意
5月27日夜に、法定債務上限を実質的に引き上げに原則合意に達したと報道されました。
法定債務上限とは?
「法定債務上限(Statutory debt limit)」は、ある国や地域が法律によって設定された、その政府が借金をする上限を指します。
法定債務上限は、政府の借金や債務が一定の範囲内で制御されることを目的とし、政府の財政状態を監視・借金の増加を制約する役割を果たします。
法定債務上限を超える場合、政府は新たな借金を発行することができなくなります。
債務上限超過の状態が長期化すると、政府は予算の制約や債務返済の困難を引き起こす可能性があり、財政の安定性や信用が損なわれ、経済に混乱をもたらすことがあります。
債務上限が引き上げられた事で、債務不履行の可能性が低下。
これで、世界経済不安も少し解消されたかもしれません。
まとめ
米国の債務不履行が起こるとどうなるか?について書いていきました。
今回は、債務上限引き上げの原則合意があった為、債務不履行の可能性が低下しました。
とりあえず経済不安は、払拭されたのかもしれませんね。
今後も債務上限や債務不履行のニュースが出た場合は、注意して投資しましょ!
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