米国債の格付けが下がったの?
米国債の格付けが下がるとどうなるの?
債券が下がるって事は物凄い影響が出ますよ!
まずは、結論
米欧格付け大手のフィッチ・レーティングスは8/1に「米国債の格下げ」を発表。
長期信用格付けを最上位の「AAA」から「AA+」に1段階引き下げました。
米国政府の定めた「債務上限」を巡る混乱・財政悪化の懸念を考慮したとの事。
今回の発言により、ドル円に大きな影響が出ました。
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米国債券格付けについて
米欧格付け大手のフィッチ・レーティングスは8/1に「米国債の格下げ」を発表。
長期信用格付けを最上位の「AAA」から「AA+」に1段階引き下げた。
米国政府の定めた「債務上限」を巡る混乱・財政悪化の懸念を考慮したとの事。
出典元:Bloomberg社 記事リンク→ 2023/08/02
米国債の価値が低下すると、世界経済への影響がもすごいことに!!
米国債の格付けの仕組み
米国債の格付け(クレジット・レーティング)は、いくつかのクレジット・レーティング・エージェンシーによって行われます。
これらのエージェンシーは、債券や金融商品の信用力を評価し、投資家に情報を提供します。
代表的なクレジット・レーティング・エージェンシーには以下のようなものがあります:
①Standard & Poor’s (S&P): 世界最大のクレジット・レーティング・エージェンシーの一つであり、国際的な信用格付けを行う企業の一つです。
②Moody’s: 世界的に有名なクレジット・レーティング・エージェンシーであり、金融商品や債券の信用格付けを行っています。
③Fitch Ratings: 金融商品の信用格付けを行う国際的なクレジット・レーティング・エージェンシーの一つです。
皆大好き「S&P」もいますね!
米国債の格付けが低下とどうなるの?
米国債の格付けの低下は、金利、資金調達コスト、信用リスク、経済への影響など多くの側面に影響を及ぼす可能性があります。
①金利の上昇: 格付けが下がると、債券の信用力が低下したと見なされるため、投資家がリスクを考慮してより高い利率を要求することがあります。
これにより、米国債の利回り(利率)が上昇する可能性があります。高い利回りの米国債は、投資家にとって魅力的な選択肢となり、需要が減少する可能性があります。
②資金調達コストの増加: 米国は巨額の債務を抱えており、国債発行を通じて資金を調達しています。格付けが下がると、市場からの資金調達がより高い金利で行われる可能性があります。
これは国の債務サービスコストを増加させ、予算への影響をもたらす可能性があります。
③信用リスクの増加: 格付けの低下は、国債に対する信用リスクの増加を示唆します。これは投資家の信頼を損ない、市場への影響を及ぼす可能性があります。
また、信用リスクの増加は金融市場全体に波及する可能性があります。
④経済への影響: 米国債の格付けが下がると、国内外の投資家や機関投資家の信頼が揺らぐ可能性があります。これにより、経済への影響が生じる可能性があります。
例えば、外国からの資金流入が減少し、為替レートや株価に影響を及ぼすことが考えられます。
⑤国際的な信頼の低下: 米国は国際的な経済の要とされており、米国債は国際的な信頼を持つ資産です。格付けの低下は、国際的な信頼の低下をもたらし、米国の地位や影響力に影響を及ぼす可能性があります。
金利上昇プレッシャーになります!株価↓への材料になります!
まとめと所感
米国債の格付けが下がるどうなる?について書いていきました。
8/1にフィッチによる米国債の格下げが発表され、その後米国株は下落。ドルも売りが加速しました。
YCCで日本円の価値が下がりましたが、米国債の価値も下がり、ドル円の比較的動きは小さくなりました。
米国債の格下げは、利上げプレッシャーにもなり米国株下げ材料となります。
今後、米国株に関してはFOMCでの利上げに注意を払いましょ!
政策金利上昇は、株にはマイナス!
米国はインフレが改善されたら、利上げも停止します。
インフレが停止したら、株価は爆上げ?そろそろ夜が明ける??
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