自社株買いってよく聞くけど何?
自社株買いは何かメリットがあるの?
株主にとって自社株買いは、ハッピーサプライズ!
まずは、結論
企業が自社の株を買う「自社株買い」!
メリットとしては、
・株主還元
・資本効率の向上
・信号効果
上記3点の効果を目的とし、企業が自社株買いを行うとされています。
デメリットとしては、
・企業の資金(リソース)拘束
が考えられます。
基本的に、自社株買いはハッピーサプライズ!
自社株買いとは?
自社株買い(share buyback)
会社が自身の株式を購入することを指します。
自社株買いは、会社が自身の株式を市場から取得することで所有する株式の数量を減らすことを意味し、企業の経営戦略の一部として行われることがあります。
自社株買いのメリット・デメリット
メリットは、株主還元・資本効率の向上・信号効果の3点
株主還元
自社株買いは、企業が利益を株主に還元する方法の一つです。自社株を取得することで、発行済み株式の数量が減り、株主の持ち分が相対的に増えるため、株主の利益や株価に対するサポートとなる可能性があります。
資本効率の向上
自社株買いは、企業の資本構造を最適化する手段としても利用されます。自社株を買い戻すことで、株式の流動性が向上し、企業の資本効率が改善される可能性があります。
信号効果
自社株買いは、企業の将来の成長や収益力に対するポジティブなシグナルとなる場合があります。市場は自社株買いを企業の自信や価値の評価とみなすことがあり、株価に対するプラスの影響を与えることがあります。
デメリットは、資金リソースの拘束
資金リソースの拘束
自社株買いが企業の現金や資本リソースを占有し、他の投資機会を制限する可能性があり、自社株買いが適切な時期や価格で行われない場合、企業の資金を浪費する結果となる可能性もあります。
メリットも多いですが、企業の状態が悪い場合は自社株買いは注意が必要ですね!
自社株買いの発表の注意点
自社株買いが発表された場合、株価の上昇が始まることが予想されます。
しかし、発表の中身を精査すると「自社株買いの時期が未定」と言う事があります。
例えば、上記図の↑日本郵政の令和5年5月15日の自社株買いのお知らせでも、自社株買いの「具体的な取得期間は未定」としています。
株価は未定を嫌います。自社株買いが始まってから購入を初めても良いかもしれませんね。
自社株買いがでたら、時期・株式総数・価格などを注意して確認しましょう!
まとめ
今回は自社株買いについて書いていきました。
基本的に自社株買いは株主には良い事!と受け止めますが、内容によっては資金リソースの拘束・購入期間を未定とし、株価調整として企業が仕掛けてくる可能性があります。
自社株買いのニュースに飛びつく前に、実際に企業のIRを確認し発表内容や企業の状態等を総合的に判断して投資を考えた方が良いかもしれませんね!
投資は自己責任!事実確認をする癖をつけましょう!
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