高配当株が欲しいなぁ
配当利回りってどう計算するの?
配当利回りはその日の株価で変わってきます!
まずは、結論
「配当利回りの計算方法」
配当利回り = (配当金の受取額 ÷ 株価) × 100
「注意点」
配当金の減額・増額があるので、安易に前年度の配当金をみて高配当だと判断しないほうが良いと思います。
配当金は水物なので注意!
配当利回りについて
配当利回りは、配当金の年間受取額を株価で割った割合を示す指標で、投資家にとって株式からの配当収入の見込みを評価するために使用されます。
計算方法
配当利回り = (配当金の受取額 ÷ 株価) × 100
配当金の受取額: 特定の期間(通常は1年間)における株式の配当金の総額。
企業の決算報告書等から配当金の情報を参考にします。
株価: 配当利回りを計算する対象となる株式の現在の株価です。
市場での取引価格等を参考にします。
注意点
配当利回りは企業の配当政策や株価の変動によって変化するため、一時的な指標として解釈することが重要。
日々の株価と配当利回りは連動しているって事ですね!
配当金の増配・維持・減配の判断材料とは?
企業が配当金の決定材料としているのが↓の5点です。
企業の収益性とキャッシュフロー
配当金の支払いは、企業の収益性とキャッシュフローから行われ、配当金を維持するために企業が十分な利益を上げ、キャッシュフローが安定していることが重要。収益性やキャッシュフローの改善が見込まれる場合は、配当金の維持が期待されます。
企業がしっかり稼いでいるかチェックしましょう!
業績の見通し
企業の将来の業績見通しも配当政策に影響を与えます。業績が好調で成長が見込まれる場合は、配当金を増配する可能性があり、逆に業績の減速や不確実性が高い場合は、配当金の減配や一時停止が検討されることがあります。
業績が悪いと、株価も下がって高配当株に見えたり・・
財務状況と債務水準
企業の財務状況と債務水準も配当政策に影響を与えます。財務が健全で債務水準が適切な場合、企業は配当金を維持または増配することができますが、逆に財務が弱体化し、債務が増加している場合は、配当金の減配や一時停止が必要となることがあります。
お財布が寂しいと、配当出してる余裕ないですよね!
業種や市場環境の変化
業種や市場環境の変化も配当政策に影響を与えます。景気の変動や業界の競争状況などが配当金の安定性に影響を与えることがあるので、企業は市場の変化やリスク要因を考慮し、配当政策を適切に調整する必要があります。
政策金利爆上げ中で今後苦しくなる事が予想される等の場合、企業は配当金から削ってきます!
法的制約や規制
企業は所在地や法律・規制に従って配当政策を決定する必要があります。特定の業種や地域では配当に制約がある場合もあり、企業はこれらの制約を遵守しながら、配当政策を決定します。
中国などは、企業の利益の一定割合!など要件があったりします。
配当金を実際に計算してみましょう!
まずは、現在の株価を各サイトや証券口座で確認します。
今回は株探のサイトで株価を確認しました。現在の株価は、2690円となっています。
次に、配当金の受領額を探します。
SBIの公式HPに配当金に関するページがありましたので参考にしていきます。
直近の年間配当金は、150円となっています。
配当利回り = (配当金の受取額 ÷ 株価) × 100 に数字を入れていくと、
(150÷2690)×100=約5.5%
配当利回りが5%越え!!!
記念配当の罠に注意!
配当金には、一過性の「記念配当」「特需配当」と言うものがあるので注意しましょう!
記念配当
記念配当は、企業が特定の要因によって一時的に余剰資金を持つ場合に実施される配当。
通常、企業が大きな利益を上げた、資本の還元策として行われることがあり、企業が事業売却や資産の売却、特許権やブランド権のライセンス料の受け取りなどで大きなキャッシュフローを得た場合、それを株主に還元するために記念配当が実施されることがあります。
特需配当
:特需配当は、一時的な需要増加や特定の事象によって生じた企業の利益増加に基づいて実施される配当。
自然災害やパンデミックによって需要が急増し、企業の業績が上昇した場合、企業は特需配当を実施することがあり、企業が一時的な利益を持つことによって株主に報いるために行われるものです。
10%以上の配当利回りが出ている企業等は大体一時的なものです!
まとめ
今回は、配当金・配当利回りについて書いてみました。
計算方法は、配当利回り = (配当金の受取額 ÷ 株価) × 100
高配当は魅力的ですが、配当金には「記念配当」「特需配当」など、一過性の配当もあるので注意しましょ!
過度な高配当は明らかに罠!注意しましょ!
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