災害時に株価ってどうなるの?
災害時に値上がりする株ってあるの?
災害時の株価の動きは、特徴的です。ぜひ勉強して、もしもに備えましょう!
過去の災害時に実際に値上がりした銘柄もあります!
今後の資産運用をしていく中で、絶対に避けては通れない「災害」。
日本は自然災害大国です。地震は頻発し、夏には高確率で台風が直撃、冬は積雪による災害もあり、生活リスクの高い地域となっています。今後は南海トラフ地震もあると言われています。
災害に強い銘柄はないのか?調べてみました!
今回は災害時に値上がりした銘柄と災害時の株の動きについてまとめてみました!
備えあれば憂いなし!
まず、結論
過去の災害時に値上がりした銘柄3選
不動テトラ(1813) 災害時に609円→2387円まで大ジャンプ!
日本基礎技術(1914)災害時に238円→375円まで大ジャンプ!
住友大阪セメント(5232) 災害時に2000円→2680円まで大ジャンプ!
災害時には、株は暴落するが約1週間もすれば落ち着くので投げ売りはしない!
過去の災害時に値上がりした銘柄3選
過去の大きな災害、東日本大震災時~震災後の株価について、銘柄説明とチャートでの分析を行って行きたいと思います。
不動テトラ(1813)
不動テトラとは、海洋土木と消波ブロックの製作用型枠賃貸、トンネル・道路・港湾等の構造物の築造等を事業として行っている会社になります。
災害時のチャート
点線が、3/14震災後の初めての市場の日で3/14となります。
赤線の丸でも囲んでいますが、すごい出来高が生まれています。周りと比べても異常な出来高だと見て分かります。
震災後、約2週間で+294%の株の値上がりをしています!圧倒的な株高!
その後も、株価は震災前の基準よりかなり高い価格で推移していました。
東日本大震災は、地震災害もそうですが、津波の被害もかなりあったので、そこから需要が強まったのかもしれませんね。
海でよく見る、消波ブロックも取り扱っているようです!
日本基礎技術(1914)
地盤の改良や基礎工事などの事業を手掛ける会社。ダム基礎工事・環境保全工事などで、国土交通省とのつながりがあります。
災害時のチャート
点線が、3/14震災後の初めての市場の日で3/14となります。
赤線の丸でも囲んでいますが、出来高が生まれています。年初の出来高は外れ値としてみると、異常な出来高だと見て分かります。
震災後、約2週間で+50%の株の値上がりをしています!
直近高値後は、上値抵抗を抜けれずじわじわ下がっていますが震災前よりは高い株価を維持していました。
国土交通省とのつながりもある事から、災害復旧支援に期待されていたのかもしれませんね。
公式HPにも「防災」と書かれているので、今後も災害時が期待できるかも知れませんね!
住友大阪セメント(5232)
名前の通り、国内シェア3位のセメント会社。その他、電池材料・半導体などの事業行っており、海外にも輸出販路を持っています。
災害時のチャート
点線が、3/14震災後の初めての市場の日で3/14となります。
赤線の丸でも囲んでいますが、すごい出来高が生まれています。周りと比べても異常な出来高だと見て分かります。
震災後、約2週間で+34%の株の値上がりをしています!
こちらの場合は、すぐに価格は震災前の水準まで戻っています。
セメント会社と言う事で、今後の復興需要が期待されて短期的な上げになったが、そもそも会社も規模が大きいのでインパクトは短期的で終わったのかもしれません。
セメントなどの建材業は特需が生まれている感じが見られました!
東日本大震災時の日経平均を振り返ってみましょう。
点線が、3/14震災後の初めての市場の日で3/14となります。
実際に、災害発生時の日経平均は投げ売り状態。一時は約-16%の下落を見せましたが、1週間後には、株価もある程度落ち着きを見せています。その後は、復興銘柄の上昇とともに株価を取り戻しているように見えます。
自然災害等の不意なイベント発生時は、被害範囲が確認できず株価の暴落を招いたと思いますが、その後被害の確認が出来ると買い戻しがあるように見えました。
コロナショックでびっくり売りしてしまった私です(笑)
まとめ
今回災害時に値上がりする銘柄についてまとめてみました。
調べてみると、復興に関して必要な建設・建材業等の銘柄は軒並み上昇を見せたかな?と感じました。
また、逆に震災地域の企業や電力会社などの問題が出たり、そもそも会社が震災にあっているかも?と思われた会社は売られて株価の下落が見られました。
その反面、日経に関しては一時下落を見せましたがすぐに価格を戻している事が印象的でした。
これは、コロナショックも同じで、最初はかなりの下落を見せますが数日後には株価を取り戻している事から、下落時に焦って投げ売りを行わずに、数日~1週間程度は様子を見てから動いた方が、無駄に損を生ないかも知れません。注意しましょう。
災害時は、建設・建材業関係の銘柄は上がり、災害地域の銘柄や災害時に大きく問題を出した銘柄が下がりを見せました。
今後災害は必ず起きるので(南海トラフ地震等)、ポートフォリオの中に災害対策銘柄(建設・建材業関係)を入れておくのも良いかも知れませんね!
不意なイベント発生時の一時下落は買いなのかも!
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