VTとVTIって何が違うの?
名前が似てるけど投資タイミングは同じでいいの?
VTとVTIは内容が全然違いますよ!
まずは、結論
VTとVTIには投資対象の範囲、投資比率、経費率などの違いがあります。
VT:「Vanguard Total World Stock ETF(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)」
・世界中の株式市場に投資するグローバル株式ETF
・各国の市場規模に応じて重みづけされたマーケットウェイトの投資比率を採用
・経費率0.08%
VTI:「Vanguard Total Stock Market ETF(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)」
・米国株式市場全体に投資するETF
・アメリカ国内の約4000銘柄に投資するため、それぞれの銘柄に等しく投資するトータルウェイトの投資比率を採用
・経費率0.03%
現在の米国の政策金利や世界の政策金利などに着目して投資対象を決めしましょ!
投資家のニーズによって使い分けしましょ!
VTとVTIとは?
VTと VTIの共通点は、ヴァンガード社が提供するETF!
VT:「Vanguard Total World Stock ETF(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)」
VTは、世界中の株式市場に投資するグローバル株式ETFであり、マーケットウェイト方式を採用し、各国の市場規模に応じたウェイトで投資対象の銘柄を選択します。
投資対象は、米国、カナダ、欧州、アジア太平洋、新興国の銘柄など約8,000銘柄に及びます。
VTは、ヴァンガード社が提供するETFの中でも、非常に広範な投資対象を持つETFであり、国際分散投資を目的としている投資家に適したETFです。
経費率は0.08%と、グローバル株式ETFとしては低めの水準となっています。
・世界中の株式市場に投資するグローバル株式ETF
・各国の市場規模に応じて重みづけされたマーケットウェイトの投資比率を採用
・経費率0.08%
・世界的な市場に投資することができるグローバル株式ETF
出典元:trading view
VTは世界市場へ投資できるETF!
VTI:「Vanguard Total Stock Market ETF(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)」
VTIは、米国株式市場全体に投資するETFであり、マーケットウェイト方式を採用しS&P500やナスダックなどの主要指数を中心に、米国市場全体の株式銘柄を選択しています。
投資対象は、米国市場の約3,600銘柄に及びます。
VTIは、ヴァンガード社が提供するETFの中でも、最も広範な米国株式市場をカバーするETFであり、米国市場に投資することを目的としている投資家に適したETFです。
経費率は0.03%と、米国株式ETFとしては低めの水準となっています。
・米国株式市場全体に投資するETF
・アメリカ国内の約4000銘柄に投資するため、それぞれの銘柄に等しく投資するトータルウェイトの投資比率を採用
・経費率0.03%
・アメリカ国内に投資するアメリカ株式ETF
出典元:trading view
VTIは米国株式市場全体に投資できるETF!
VTとVTIの使い分け?
VTは、世界中の株式市場に投資するグローバル株式ETF
マーケットウェイトの投資比率を採用
VTIは、米国株式市場全体に投資するETF
トータルウェイトの投資比率を採用
上記の2点がポイント!
現在世界では、コロナ禍での金融緩和でインフレに陥っている国が多い状態です。
特に、米国は世界経済でもとても注目度の高い国です。
その米国の政策金利は、2021年3月から金利の引き上げが始まり現在も引き上げが続いています。
金利と株価はシーソー関係にあり、金利↑株価↓・金利↓株価↑と逆に動く傾向があります。
政策金利の引き上げで、米国株は今後難しい状況になると予想されます。
逆に、米国株に行くはずの資金は金利の低い他国へ流入する可能性も予想されます。
米国金利↑米国株価↓の場合は、VT
米国金利↓米国株価↑の場合は、VTI
と分けて使い分けをしてみては如何でしょうか?
政策金利の動向が株価に与える影響が大きい!
まとめ
今回は、VTとVTIの違いや使い分けについて書いていきました。
・VTとVTIには投資対象の範囲、投資比率、経費率などの違いがある!
・VTは、世界中の株式市場に投資するグローバル株式ETF
・VTIは、米国株式市場全体に投資するETF
・米国の政策金利の動向で使い分けしよう!
同じヴァンガード社が提供するETFで、経費率も低い優秀なETFですが今後の経済の動向に注目しながら使い分けしましょ!
VTとVTIを併せて保有することで、世界的な分散投資を実現!!
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