R6.8.29にNVIDIA株の決算が発表されました。
瞬間的にかなりの下落がありましたが、相場終了までにはある程度戻しています。
あの最強と言われたエヌビディアが!!
今後の投資環境を考える上で大事なポイントになるかも!
まずは、結論
今回のNVIDIA株の決算は、問題なくクリアしていました。しかし、株価を大きく下落させました。
ポイントは、
①投資家の期待以上の決算ではなかった。
②次世代AI半導体「ブラックウェル」の生産上の問題
決算は良いのに何故!!
NVIDIAとはどんな会社?
エヌビディア(NVIDIA)は、グラフィック処理ユニット(GPU)の開発で知られる米国のテクノロジー企業です。特にゲーム、データセンター、AI、機械学習などの分野で広く利用される高性能GPUを提供しています。
注目されている理由は、AIや自動運転、データセンター向けの需要が急増しており、これによりエヌビディアの製品が不可欠な存在になっているからです。
同社はAI用の強力なチップの開発で業界をリードしており、これが業績や株価の大幅な成長につながっています。
投資家からは、高成長を続けるテクノロジー企業として非常に有望視されています。
今流行りのAIブームに欠かせない存在です!
今回のNVIDIAの決算はどうだった?
R6.8.29に発表されたNVIDIAの決算は良いものでした。
第2四半期
EPS:予想65¢→結果68¢
売上高:予想287.4億$→結果300.4億$=売上高成長率+122.4%
第3四半期(予想)
売上高:予想317.1億$→新ガイダンス:318.5〜331.5億$の提示
ん?決算はクリアしているので良いのでは?
現在株価下落の理由として、考えられている理由は2つ!
①投資家の期待以上の決算ではなかった。
NVIDIAはAIの半導体を作る会社です。言わば、昨今のAIブームで一番の恩恵を受けている企業といえます。
投資家は、AIブームの調子のバロメーターとしてNVIDIAの決算を見ていたと思います。
「今回の決算はクリアは当たり前!」「ぶっ飛んだ決算が出るかも!」「AIブームはまだまだ終わらないわ!」といった期待が沢山あったと思います。
しかし、実際の決算はしっかりクリアしたものの「今後も半導体が継続的に沢山売れますよ!」と判断できる材料が無かったと投資家に判断されたと思われます。
②次世代AI半導体「ブラックウェル」の生産上の問題
投資家としては、決算もイマイチ。次世代AI半導体の生産はどうなるの?と思っていた所に、生産上の問題報告。問題解消に時間がかかるとの事。
投資家は、一気に弱気になってしまったと思われます。
最後に、私が今回のNVIDIAの株価暴落から考える事
NVIDIAという、AIブームの中心企業が投資家からの期待に応えられず株価暴落を起こしました。
NVIDIAは1企業としての決算は問題ない!と相場に折り込まれ、決算内容により昨今のAIブームを占う上で大事とされていたと言う事。
この視点は、今となれば当たり前ですが考えさせられました。
「決算が良い企業は買い!」と順張りで投資をしていくスタイルの私にはびっくりでしたが、今後もAIブームのようなムーブメントで市場が動いている場合は、今回の事を教訓にしていきたいと思います!
今回のNVIDIAの決算で、AIブームがすぐ終焉!と言っているわけではなく、いずれくるAIブームの終焉の足音が聞こえた?って、感じです。
株式市場は先見性があります。普段の生活では、今からAIをどーする?って感じ過ごしてます。
しかし、株式市場としてはAIブームは過去のものとなり、新しいセクターへ移動しているかもしれませんね。
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