よく言うCPIってなに?
PMIってのもあるけどなにが違うの?
CPIは「消費者物価指数」PMIは「購買担当者指数」と全然違います。
どちらも大事な数値なので勉強しましょ!
まずは、結論
CPI(Consumer Price Index)は、消費者物価指数を表します。
特定の時点または期間における一般消費者の物価レベルの変動を測定するために使用される指標です。
PMI(Purchasing Managers’ Index)は、購買担当者指数を表します。
特定の産業や経済の活動水準を示す指標です
両方の数値により、インフレなどの経済状態を図ることができます。
政策金利の検討材料としてよく使われています!
CPIとは?
CPI(Consumer Price Index)は、消費者物価指数を表します。
特定の時点または期間における一般消費者の物価レベルの変動を測定するために使用される指標で、広範な消費財やサービスの価格のバスケットを追跡し、その変動を表現する指数として計算されます。
CPIの上昇は一般的にインフレーションを反映し、CPIの下降はデフレーションを示すとされ、政府や中央銀行などの経済政策立案者はCPIの変動をモニタリングし、物価安定政策や経済政策の評価や調整に活用します。
CPIの計算には重み付けが行われ、異なる財やサービスの価格の相対的な重要性が考慮されます。一般消費者が日常生活でよく購入する(食品、住宅、交通、教育、医療等)代表的な財やサービスの価格変動を反映し、一般消費者の支出の大部分を占める項目がCPIに含まれます。
国や地域ごとに異なるCPIのバスケットや計算方法があり、各国や地域の統計機関が定期的にCPIを公表し、一般の人々や経済関係者に物価変動の情報を提供しています。
CPIは「消費者」の健全性や動向を測っている指標って感じですね!
PMIとは?
PMI(Purchasing Managers’ Index)は、購買担当者指数を表します。
特定の産業や経済の活動水準を示す指標で、主に製造業やサービス業の調査を通じて収集されるデータを基に算出されます。
PMIの基準値は通常、50であり、指数が50を上回ると経済活動が拡大していることを示し、50を下回ると経済活動が縮小していることを示し、指数の数値が50に近いほど、経済活動の変動が緩やかであることを示します。
PMIは経済の早期指標として利用され、経済の健全性や景気の動向を把握するために重要な情報源となっており、企業の経営者、投資家、経済政策立案者などがPMIデータを参考にして、経済政策や投資戦略の立案や判断を行います。
PMIは、製造業やサービス業などの購買担当者を対象に行われる調査から得られるデータを基に算出されます。
調査項目には、新規受注、生産活動、在庫状況、雇用状況、納期などが含まれ、各項目に一定の基準に基づいて「改善」「横ばい」「悪化」の評価をつけます。
PMIは「企業・経済」の健全性や動向を測っている指標って感じですね!
CPI・PMIの指標を見るポイント
CPI・PMIなどの指標を見る時のポイントは、「前回との差・予想と結果の誤差」に注目しましょう!
例えば、2023年5月10日CPI発表
消費者物価指数(CPI)(前月比)
前回:0.1% 予想:0.3% 結果:0.4% ←CPI
消費者物価指数(CPI)(食品・エネルギー除くコア)(前月比)
前回:0.4% 予想:0.3% 結果:0.4% ←コアCPI
消費者物価指数(CPI)(前年比)
前回:5.0% 予想:5.0% 結果:4.9% ←CPI
消費者物価指数(CPI)(食品・エネルギー除くコア)(前年比)
前回:5.6% 予想:5.5% 結果:5.5% ←コアCPI
前月比は、前回数値と比べてCPIでは上回り、コアCPIでは同じ数字になっています。
CPIは予想を上回り、コアCPIは一致しています。
前年比は、前回数値と比べてCPI・コアCPIとも低下。
CPIは予想を下回り、コアCPIは一致しています。
現在のFOMCは、利上げを行い経済を冷やしたいので予想一致か下回る事を望んでいます。
今回のCPIの指標結果を受けて、市場は利上げの効果が出ている!と利上げ停止〜利下げを予測・期待して動く可能性が高いと思います。
現在FOMCは、指標の動きに注視している状況なので先回りは禁物ですね。
指標の数値は、当月だけではなく年単位など長期スパンで見ることをおすすめします!
まとめ
今回は投資判断で重要な「CPI・PMI」について書いてみました。
現在の米国は利上げを継続しており、CPI・PMIなどの指標からFOMCの利下げのシグナルを読み取ろうと注目しています。
今後の投資判断の材料になれば幸いです。
投資は、金利が8割・チャートが2割!だったかな?
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